北欧家具の専門店

北欧家具を扱っている専門店は、東京を中心にたくさんあります。
ただし東京にある北欧家具メーカーのショールームは一般の人に販売していません。
あくまでショールームですから、そこで品物を確かめて、代理店を紹介してもらって買うか、自分で店を回って買うか、またネットショップで探して買うかのいずれかになるでしょう。

私は建築士で住宅の設計もやっています。もし私が設計した住宅の中に、北欧家具を置きたいので選んで欲しいといわれたら、そしてかなり上質なものを好むのであれば、北欧家具の名作をライセンス契約をして日本で製作・販売しているキタニというメーカーの家具を推薦します。
このキタニがライセンス契約を結んでいるのは、すべてデンマークのデザイナーです。
それはヤコブ・ケア、フィン・ユール、シグード・レッセル、イブ・コンフォード・ラーセン、ナナ・ディッツェル、ベント・アンデルセンの6人です。
もちろんどのデザイナーの家具もすばらしいのですが、その中でも特にお勧めなのが、フィン・ユールとイブ・コンフォード・ラーセンのふたりです。
イスの彫刻家とも呼ばれるフィン・ユールはデンマークの家具デザイナーのなかでも特別な存在です。
機能的でシンプルなデザインが多いデンマーク家具のなかで彼のイスだけは、優美な曲線を描きます。
そしてそれゆえに大量生産できません。アルネ・ヤコブセン、ハンス・ウェグナー、ボーエ・モーエンセン等のイスは現在でもデンマークで生産され、世界中で販売されています。

しかしフィン・ユールの家具は一部を除き、生産されていないのです。
ですから中古市場で彼の家具はものすごい値段で取引されています。
それほど熱狂的な愛好者がいるということです。
ところが幸せなことに、その生産中止になった名作家具を、日本のメーカーであるキタニがライセンスをとって製作しているのです。
そのフィン・ユールの家具のなかで、私が一番にお勧めするのは、ひとり用のイージーチェアです。
品番はFJ-01です。
このイスはその姿の美しさ、そのすわり心地のよさが他のイスとは別格です。
それだけに値段も超一流です。
布と皮の貼り地が選べますが、一番安いもので1脚40万円から高いものは60万円以上します。
このイスは日本の高級旅館にも置かれています。
本当に良いデンマーク家具を選びたい方にお勧めします。
もうひとつのコンフォード・ラーセンのひとり用イージーチェアもフィン・ユールとともにお勧めします。